飯田 雅大さん
大手エレベーター管理会社の情報システム部に新卒入社し、社内エンジニア・プロジェクトマネージャーとして様々な案件に参画。 その後、大学時代の友人と株式会社Foundotを設立し、同社CTOに就任。ホームページ制作や、企業のDX支援に携わる。並行してフリーランスエンジニアとして、ベンチャー企業の新規システム開発に参画。現在は、合同会社WebRib CEOとしてホームページ制作、システム開発のマネジメントなどを行う。
Q:会社設立後、ご自身の行く先について迷いがあったと伺いました。
A : 案件だけが増えていくなかで、どう進んでいけばいいかわからなくて悩んでいました。
会社を設立したあと受注数が増えて嬉しい反面、仕事の手が足りない状況があり、実態としてフリーランスの頃と何も変わっていないのでは?という気持ちがありました。仕事を通して毎日誰かの悩みを解消しているということに充実感は感じていましたが、これからどうしていこうかなと。案件だけが増えていくという状態で、心がついていっていないような感覚がでした。ただただ日々、仕事をこなさなくてはならない中で、このまま続けていくのは違うなと思いつつ、本当はどうしたいかが分からないという悩みを抱えていました。
そんな状況の中で、今の自分と同じ年齢(28歳)のときにセルフストーリーチャートを受けた方とお話しする機会があり、30歳の手間となる年齢で受講し人生の行く先がわかったという話を聞いて、自分も良いタイミングではないかと思い、受講を決めました。
Q: セルフストーリーチャートを受けて、ご自身にどんな変化がありましたか?
A : 自分のなりたい姿がわかり、自身の行動が間違っていないことがわかりました。
受講前は今後どうしていくかが本当に見えなかったので、とりあえずやれることをやろうという気持ちで新サービスをつくってみたり、いろいろ模索していました。ただ「何をすれば自分が満たされるのか」「なりたい姿」といったところは全然見えていなかったので、不安しかなかったですね。動いているけど、合ってるのかな?という感覚でした。
セルフストーリーチャートを通して整理していく中で、それまでの「経営者」になりたかった理由が、“やり抜く人” “自分で事業を切り開いていく姿” への憧れだったことがわかり、経営者という役割にこだわらなくてもいいことに気がつきました。その結果として、自分が何を成し遂げられたらいいかがわかったことは一番の変化だと思います。抽象化して自分のなりたい姿を見れるようになったので、自分の行動が間違っていないということがわかるようになりました。
具体的な仕事の面では、一人でこなしていた業務の外部委託を始めました。これまでは人に頼るのが怖かったり、頼っていいのかわからなかった部分が、自分のなりたい姿から見ると、人に頼らないと難しいという側面も現実として受け止めたいと思えるようになりました。
また、これまで反骨心が自分を突き動かしていると思っていましたが、そうでもなかったことにも気づきました。誰かを見返すためにやるというよりも、“単純に誰かの役に立ちたい”、“新しいことをやりたい”といったことが自分のモチベーションだということに気づき、やりたいことに手を出せるようになりました。たとえば今は、とある企業のAI講座の講師をさせていただいています。もともと自分がAIやWeb3.0など、新しい技術が大好きだったこともあり、セミナー講師などで発散しつつ、自分がやり抜く仕事は自分の事業で達成するといった循環が見えてきたかなと思います。
Q:飯田さんにとって、セルフストーリーチャートのセッションはどんな体験でしたか? また、どんな方に勧めたいですか?
A : すごく楽しくて前向きな気持ちになれる時間でした。人生の区切りを迎えている方にお勧めしたいです。
大切な価値観に気づいて、決めて、行動に移してからは、人生でいい流れが来ている感じがしています。
自分の場合は、とにかくいいタイミングだったと思っています。いいタイミングで、いい振り返りできたなと。自分はどうしていきたいんだっけ?というのを整理できたので、すごく楽しい時間でもありましたし、前向きな気持ちになれる時間でした。
セルフストーリーチャートは、人生の区切りでやったほうがいいと感じています。人生の時間を5年、10年と過ごしていると、自分の垢じゃないですけど、生きている中での思考や感覚が、知らず知らず溜まっていく感じがあるんですよね。10代の後半や20代の後半、30代の後半など、何かが変わる区切りで、いい意味で何か積み重なっていったものを解除するというか、1回振り返るにはすごくいいタイミングだろうなと思っています。そういった意味で、セルフストーリーチャートは節目ごとにやっていくというのがいいのではないかと思いますね。
セッションを担当したカタリストのコメント
飯田さんは、20代、大手システム会社やベンチャー企業で培った豊富な経験と高度なITスキルを持ち、誰からも好かれる人柄で、お客様から信頼され依頼が次々にきている状態でした。誰からみても順風満帆で充実しているように見える彼でしたが、受講する前は、優秀なYESマンという印象がつよく、変わっていきたいということをお話しされていました。受講後は、経営者としての立ち振る舞いや表情が垣間見え、自信が漲っているようになりました。20歳を前に大きく変わった飯田さんのこれからの活躍をお聞きするのが、大変楽しみです。